九州弁護士会連合会(九弁連)は、九州・沖縄地区(福岡高裁の管轄区域)
8県の弁護士会によって構成される弁護士会の団体です。

理事長の御挨拶

九州弁護士会連合会
理事長 宮國英男

理事長 宮國英男

九州弁護士会連合会(九弁連)の2019年度の理事長の宮國英男です。所属会は沖縄弁護士会です。

私は、日本国憲法第13条の「すべて国民は、個人として尊重される。」という規定が大好きです。あの太平洋戦争が終焉を迎えて、新しい価値観として提示されたのが「個人の尊重」でした。この「個人の尊重」という価値観は、戦後の日本のあるゆる場面で、戦後の我が国の道しるべとなって来たものと思います。

「個人の尊重」とは「個人のわがまま」ではありません。個々の人間が、その個性を発揮して、その人らしく生きていくことが認められるということだと考えます。

ところが、「個人の尊重」という価値観は、時として、個人のわがままを許す価値観だと曲解されて、秩序を乱すものと揶揄されたりします。時には攻撃の対象になります。そして時には、「個人の尊重」に優位する「公の尊重」が声高に言われることもあります。

「個人の尊重」という価値観は、この日本に上陸してから70年余しか経過していません。それ以前の価値観が数百年、あるいは数千年続いていたことと比較すると、まだまだひよこです。まだまだ新しい価値観です。まだまだ、弱々しいです。だからこそ、この価値観は守り育てて行かなければならないものと思います。われわれ弁護士はその、「守り育て」る担い手としての職務があるものと考えています。

弁護士法第1条には、弁護士の使命として「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」と規定されています。この規定の根っこには「個人の尊重」という価値観が横たわっていると考えます。つまり、われわれ弁護士は、法律上、個人が個人として尊重されるような社会を築いていくことに貢献することが、その使命であるといってもいいのだと思います。

九弁連は、九州の八県の弁護士会で組織されています。その規約第4条において、九弁連は「人権擁護及び法律制度の改善に関する事項」を行うことを目的とすると規定しています。これは、先に述べた弁護士の使命を実現することに資することをその存在意義の一つとしていることを示すものです。

九弁連には、各県から選出された理事で構成される理事会、大会、約30に及ぶ委員会・協議会等が組織されています。それらの組織が、九弁連の具体的な活動を担い、実践していると言えます。

九弁連は、これを組織する九州各県の弁護士会の負担する会費を財源として、活動しています。各県弁護士会の負担する会費は、各県弁護士会所属の個々の弁護士や弁護士法人が負担しています。活動の財源を自ら負担するからこそ、ぶれない活動が出来るのです。

九弁連はこれまでも、「個人の尊重」という価値観に根ざした、諸活動を行ってきたものと自負するところです。これは、ひとえに、市民の皆様の理解と支援があったからこそと思います。

このホームページには、九弁連の活動、大会やシンポジウムの案内、宣言・決議、声明等を掲載しています。これらは九弁連の活動の一端を紹介するものですが、九弁連の本質をおわかりいただけるものだと思います。是非ご一読いただきたいと思います。

結びに、市民の支えあってこそ、弁護士が「個人の尊重」という価値観を「守り育て」る担い手として、弁護士らしく活動できます。

今後とも各位のご理解、ご支援をよろしくお願いします。

2019年4月1日

九州弁護士会連合会

〒810-0044
福岡市中央区六本松4-2-5
福岡県弁護士会内
TEL: 092-741-6416 /FAX: 092-715-3207

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