九州弁護士会連合会TOP > 公設事務所便り・あさかぜだより

公設事務所便り

あさかぜ日記

弁護士法人あさかぜ基金法律事務所 滝本祥平

こんにちは

あさかぜに入所して、9か月が過ぎました。この間、あさかぜで経験できると思っていなかった会社の支配をめぐる事案の控訴審で想定外の理由で控訴棄却されてしまい、厳しい現実を知る等赴任へ向けた研鑽を積ませていただいています。

さて、あさかぜは養成事務所ですから、研修が充実しています。日弁連の公設事務所研修のほか、不定期であさかぜ研修というあさかぜ独自の研修もあります。あさかぜ研修は、あさかぜの所員が内容を企画し、外部講師の元へ赴いて知識やスキルを習得するものです。直近の実施例としては、7月11日(木)、壱岐ひまわり法律事務所へ出かけ、赴任中の宇佐美竜介弁護士に講義いただきました。このことを報告します。

壱岐ってこんなところ

壱岐島は九州本土の福岡市から北西に約80km、佐賀県北端部の東松浦半島から北北西に約20kmの玄界灘上に位置する長崎県の離島であり、行政区域としては壱岐市のみです。

壱岐市の人口は令和6年5月末時点で、2万4012人であり、その大半が郷ノ浦町(人口8938人)に集中しており、壱岐ひまわり法律事務所もここに所在しています。

海に囲まれ風を遮るものが無いため、壱岐の気候は福岡より冷涼でした。全国的な猛暑日だと、私の地元である北海道札幌市より涼しいかもしれません。

あさかぜ研修@壱岐

講義に先立って宇佐美竜介弁護士に壱岐の名所をご案内いただきました。

写真1は、宇佐美弁護士イチオシの聖母宮(しょうもぐう)収蔵品である掛け軸です。同宮を訪れた際、たまたま宮司さんと出会いました。そのご厚意で本殿を見学することができました。その際に撮影許可をいただいたものです。

講義では、事件の内容に関して、ご教示いただきました。離婚事件が多く、先立ってご案内いただいた名所のいくつかが不倫の現場ということがありました。また、刑事事件について、都市部と異なり、壱岐では悪いことをしたのだから牢屋の中で反省しろという価値観の人が多く、協力いただけないことが多々あるとのことでした。

ついでに壱岐観光

写真2は、宿泊した宿の方イチオシの観光スポット辰の島周遊時に撮影したものです。辰の島周遊の後、お昼を勝本港にある海神というお店で頂きました。たまたま海神での食事をしたため、当該レシートと辰の島周遊の半券をもって前述の聖母宮を再び訪れると、特別な御朱印を購入することができました(今年限定のキャンペーンです)。

77期司法修習生へ

弁護士として地域の人々の生活と福祉を支えつつ、写真2のような豊かな自然にも触れる機会があることが過疎地で弁護士業を営む魅力です。進路の選択としてあさかぜを検討しませんか。お問い合わせは滝本(メールs.takimoto@asakaze-law.jp)までお願いします。

更新履歴